プラスチック製品を作る!樹脂成型工場の仕事とは

製品を形作る!成型の仕事

樹脂製品は、ペレットと呼ばれる細かな樹脂の粒を溶かし、製品を形作ります。イメージはチョコレートです。チョコレートは原料のカカオを溶かし、型に入れて、冷やして完成しますよね。樹脂製品も同様なのです。樹脂を溶かし、溶かした樹脂を製品を形作るための金型に流し込み、冷却して完成します。この一連の流れを、成型機という大きな機械で行うのです。

成型機を扱う際に必要なのが、オペレーターです。樹脂が溶ける温度は、樹脂の種類によって異なりますので、温度を設定する必要があります。溶けた樹脂をどのくらいのスピードで金型に流し込み、金型にどのくらいの圧をかけて製品を形作るのか、そして、どのくらいの温度で冷却をするのか、これもオペレーターが設定をし、常時機械の動きを確認するのです。自分の操作で製品が出てくる様子は、非常に興味深いですよ。

不良を見逃さない!検査の仕事

成型機で形作られた製品は、出荷の前に検査が行われます。この検査が非常に重要です。不良品を出荷してしまうと、トラブルになります。下請け工場であれば、出荷先の工場に迷惑がかかると同時に、工場の評価が下がります。市場に不良品が出回った場合は更に大事です。製品によっては、人命に関わる可能性があるのです。自動車部品を想像してみてください。部品の不具合で運転中にトラブルが発生したら一大事ですよね。

検査は、次工程に製品を渡すための砦です。測定装置や目視できちんと良否の判断をする必要があります。自社の製品を自信もって出荷したいものです。検査工程は、高い検査の能力を必要としますが、自分が検査した製品が、世界のどこかで使われていると思うと誇らしいですよね。

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